『現在・未来の人々が生態系サービスの恩恵を享受できる豊かな社会づくり』
当社は1983年の創業以来、自然環境分野の環境コンサルティングに特化した少数精鋭の専門技術会社としてこれまで多くの実績を重ね、信頼を培ってきました。
時代のニーズにより、当社に求められる業務分野も変遷してきましたが、事業の方向性として変わらず持ち続けてきたものは、自然の恵みである生態系サービスを持続性のある形で保全・活用していくというスタンスです。
当社では有する技術を柔軟に駆使し、『現在・未来の人々が生態系サービスの恩恵を享受できる豊かな社会づくり』に貢献することを“使命”として事業活動を行っています。
当社の対象とする自然環境分野の事象は不確実性が高く、空間や時間スケールも様々であるため、例えば水質や騒音・大気汚染といった生活環境に係る事象とは異なり評価指標が定まっておらず、取得したデータの数値的な評価が容易でない側面があります。
このため、科学的な手法により対象とする自然環境を認識し、その中にある法則性や普遍性を導き出すこと、そして、それらを基にしてストーリーを論理的に描くことが必要とされます。
当社の技術的な特徴としては、このような帰納法的な思考により説明責任を担える科学的な論理構成を構築し、それをわかりやすく表現することであり、一品受注生産型の業務成果作成を日々愚直に行っています。
当社では特に旧来の学術的な分野としての植物分類学・植物社会学・林学・造園学やその学際分野の研究成果・研究手法を援用し、顧客が抱える課題の解決に向け企画提案・調査解析を一貫して行うことで、説得力のある論理構成を支えるための調査データの取得、解析における妥当性の現場感覚的な判断など首尾一貫したコンサルティングに注力しています。
このためには日々技術研鑽を怠ることなく、技術的な成長を続けていくことが重要であると考えています。中でも、断片的な知識を積み重ねる論理構成の構築といったいわゆる暗黙知とされるものは、マニュアル化や見様見真似では習得できない技術であるため、少数精鋭の技術集団の中で日々技術伝承に努めています。